いまさらですが、久々の出張の際に、東海道新幹線の新旧車両乗り比べができたので素人目線で記録していきます。
N700AとN700S
走行性能が上がって、東京~新大阪間を5分短縮できたと大きな話題になっていました。
筆者は、デビューしたてで運用本数も少ない時期に、受験の移動でたまたま利用したことがあり、その時の衝撃と感動は受験本番よりもよく覚えています。(笑)
そんなN700もデビューから早15年。
- 2013年にマイナーチェンジモデルのN700A(ラージA)
- 2020年にフルモデルチェンジしたN700S
が投入され変化を遂げてきました。
(ちなみに2007年モデルのN700は改造され「スモールA」として活躍中)
特に最新鋭のN700Sはフルモデルチェンジということでキャビンにも一般客でもわかるくらいの変化がありました。
starwave-disneyandtravellife.hatenablog.com
今回は、新旧車両のグリーン車に乗車したので簡単に記録していきます。
まずはシート全景。
新シートは全体的に色調が明るくなり、旧タイプの「おじさんぽさ」がマシになりました。
1席を横から見てみます。
基本形状、読書灯などの配置は変わりありません。
しかし、新型では背面の腰あたりにある膨らみが大きく、硬くなった印象でした。
個人的にはこの硬めのホールド感は苦手でした。
正面からみるとこんな感じ。
中央ひじ掛けのデザインは大きく印象が変わりました。
形状がスタイリッシュになったのはもちろん、両席を根元からしっかりセパレートしていて、旧型のように浮き上がった感じがなくなりました。
また、コンセントの位置がよりわかりやすくなりました。
サイドテーブルは形状の微妙な変化がありました。
普段使わない派なのでよくわかりません。
窓枠のでっぱりも少し丸みを帯びたデザインに。
あまり幅の違いは感じませんでした。
あとは、壁紙が日本ぽいデザインから無地に変更されていました。
あ、やり忘れて実践していないですが、新型はシェードを下げても置いている物を干渉しないそうです。
フットレストはあまり変化なし。
それよりもよくすり減りそうな場所なのに、いつもきれいだなと感動していしまいます。
テーブルもあまり変化がわからず。
新型はまだまだ新しいせいか、戻すときに、グッと押し込まないとしまえませんでした。
続いてキャビン全体。
撮り方が全然比較になっていなのは、置いておいて。笑
天井のライトの配置が通路直上1本から両サイド2本に変更。
さらに荷物棚にも照明が届くようになり全体的に明るくなりました。
普通車よりは柔らかいですが同等の明るさ(眩しさ)はあると思います。
ただし、新型のこの明るさは、駅到着直前と出発直後限定。
驚くことに、モード変更ができるようで、荷物の出し入れなどが視認しやすいように停車前後はフワッと明るくなってキャビン全体が見やすくなります。
走行中は旧型のように暖色系にダウンライトされ、より柔らかい雰囲気になります。
それでも旧型よりは明るく、仕事や読書はしやすいです。
一方で強制的な睡魔には襲われにくくなりました^^
そして、個人的に1番に感動したのがこちら。
車内の案内板が液晶ディスプレイとなり、サイズも倍近くに!
液晶ならではのフレキシブルな表示やサイズアップによる二段表記など旧型と比較して圧倒的に見やすくなり、思わず「おぉぉぉ!!」っとなりました。
旧型はこのようにLEDパネルで、慣れているとはいえ、テロップのように情報が流れているのでやっぱり見にくかった。
こうやって見比べると明るさも一目瞭然。
東海道新幹線は全車両全区間で無料Wi-Fiが利用することができます。
簡単接続、通信速度も速くいつも重宝しています。
そんな新幹線Wi-Fiですが、N700S乗車時に見慣れないロゴに遭遇。
それが「S Wi-Fi for Biz」
こちらは、N700Sの7号車(S Work車両)(後述)のために設置されたWi-FiでN700Sの車両内でも7号車と8号車の乗客しか接続できないレア回線です。
その特徴はズバリ・・・
接続時間無制限・大容量高速通信
通常回線は30分程度で一度接続が切れるので都度再接続が必要ですが、その必要なし。
しかもオンラインミーティングにも耐えれるよう大容量・高速通信となっており驚くほどサクサク動きます。(従来の2倍)
知らずに乗ったのですごい優越感でした。
ちなみに7,8号車でも通常回線は拾えますが、筆者の端末はS Wi-Fiを拾いたがっていたので接続できなかったです。
https://railway.jr-central.co.jp/wireless/shinkansen_free_wifi.html
S Work車両とは、7号車指定席のことで、
リモートワーク専用車両として販売しています。
特徴としては、
- ネット予約限定
- 予約人数は大人1名限定
- 車両内での通話、ミーティング可能
- N700Sに限りリモートワークグッズ貸し出しあり
などです。
運賃(利用料金)は、普通車指定席と同じです。
各種条件があるため全ての座席が埋まることは稀で、比較空いているので、大人1名での移動であれば意外と穴場な車両と言われています。
余談
往路のこと。
前席の先客がフルリクライニングで爆睡されていました。
見た瞬間は「あちゃぁ」と思ったのですが、さすがはグリーン車。
座ってしまえば全然気になりませんでした。
他方面の新幹線車両や在来線特急では同じ印象ではなかったので、やはり東海道新幹線はシートピッチにかなりゆとりがあるのかもしれません。
総括
フルモデルチェンジということでN700Sの持つ付加価値は圧倒的。
選んででもN700S運用の便に乗りたいな、と思いました。
なお、乗り心地や騒音の類は個人的には新旧の違いはわかりませんでした。
↓より詳しい比較についてはこちらをご参照ください。
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