先日、九州新幹線「さくら」に乗る機会がありました。
皆様に好評をいただいている当ブログの
子連れは12号車で決まり!@東海道新幹線 - StarwaveのDisney&Hotels Life
のシリーズ第二弾として記録していこうと思います。
今回は実際に乗車してみて、子連れで九州新幹線「さくら・みずほ」に乗るときは8号車か6号車がよい!
ということがわかったので記録していきます!
目次
- [九州新幹線N700系の特徴&おすすめの理由]
- [無料WiFi]
- [東海道新幹線7号車と違うところ]
- [その他のメリット]
- [7号車ではダメな理由&6号車をおすすめする理由]
- [みずほ ・さくらの停車駅・本数]
- [余談]
- [総括]
現在、九州新幹線は現在「みずほ」「さくら」「つばめ」の3種類の列車が運行されています。
それぞれ「みずほ=のぞみ型」「さくら=ひかり型」「つばめ=こだま型」として運用されており、「つばめ」だけが九州新幹線管内のみを走っています。
逆に「みずほ・さくら」は山陽新幹線経由で新大阪〜鹿児島中央間を直通運転しています。
「みずほ・さくら」は「N700系」を使用しています。
[九州新幹線N700系の特徴&おすすめの理由]
東海道新幹線で運用されている同型のN700系ともっとも違うポイントは、
8両編成
であることです。
東海道新幹線は16両編成なので半分の長さしかありません。
もう一つ、実際乗車してわかる大きな違いが、普通車指定席の違い。
普通車指定席もグリーン車と同じ2-2列です。
シートピッチは東海道新幹線の同型と同じですが、
シート幅が東海道新幹線N700系が440mmに対して九州新幹線N700系は465mmもあります。
これはグリーン車の480mmに匹敵する広さ。
ですので、新大阪〜博多間なら基本的にグリーンを選ぶ理由があまりありません。
さて、子連れで乗る「みずほ・さくら」で8号車をおすすめする理由は3つ!
すぐそばに
・おむつ交換台のある広い「多機能トイレ」
・授乳のできる「多目的室」
・それらをつなぐS字状の長いデッキ(&間口の広い乗降口)
この3つがあるからです!
上のデッキプランにあるように、これらの設備は7号車の上り新大阪方面側にあります。
もともと7号車が全車両の中で唯一、車いすのまま乗車できるスペースを有していることに関連していると思いますが、子連れにとっても大助かりの設備です。
[多機能トイレ]
「みずほ・さくら」車内のトイレは奇数車両ごとに設置されていますが、
これだけ広いトイレはこの7号車だけです。
おむつ交換も余裕でできますし、おむつ専用ゴミ箱があるのもうれしいです。
ちなみに他車両のトイレにもおむつ交換台はありますが、スペースの関係で狭く、作業がしにくそうな印象です。
[多目的室]
多機能トイレの向かいに多目的室があります。
多機能トイレと同じくらいのスペースに、フルフラットにできる二人掛けチェアと折り畳み椅子1脚などがあります。
基本的には予約はできず、当日空きがあれば車掌に言うと無料で使わせてもらえます。
なお、多目的室を予約できる対象は、座席に座って移動のできないなど、多目的室を利用しないと移動できないような障がいをお持ちの乗客で、あらかじめみどりの窓口で予約できます。
(車掌に申し出ない限り施錠されており自由に開閉はできません。)
[長いデッキ&間口の広い乗降口]
5列+α分の空間を利用しているだけあって、デッキの長さは相当です。
この長さを利用して子どもをあやすことができます。
東海道新幹線N700系とほぼ同じレイアウトですが、壁面のカラーが濃い木目調(古代桜調というそうです)で東海道のつや消しシルバーと比べて上質で落ち着いた雰囲気。
また、車いす対応のため通常の倍近くの幅がある乗降口もここにあります。
少し大きなベビーカーで乗車される際はこちらから乗降されるとよりスムーズですね。
(通常の乗降口では普通のベビーカーがギリ通れるかどうかレベル)
[無料WiFi]
九州新幹線N700系(みずほ・さくら)は全編成・全車無料WiFiスポットを設置しており、簡単な登録だけですぐに接続することができます。
筆者も試してみましたが、ネット検索、SNSはもちろん、Netflix,Youtubeなどの動画配信サイトもサクサク見ることができました!
映像を見ることができるお子さんにとってはありがたいですね!
また、公式HPによるとトンネル区間内もデッキでの通話ができるようです。
[東海道新幹線7号車と違うところ]
九州新幹線N700系の7号車と同じ設備を持つ東海道新幹線N700系11号車は基本的に全く同じレイアウトです。
ですが、九州新幹線N700系にしかない設備が一つだけ追加されています。
それは、男性用トイレ!!
東海道新幹線N700系の11号車にはこれがなく、同車の男女共用トイレを使うか、13号車まで行く必要がありました。
しかし、九州新幹線N700系は8両編成であることが影響しているのか、7号車に男性用トレイも設置してあり、ここだけで多目的・男女共用・男性用の計3つのトイレがあります!
これは便利!!
ちなみに、九州新幹線N700系には5号車に女性&ベビー専用トイレと全身鏡のついたパウダールームが設置されており、他のトイレと比べてなんだかキレイな感じでした!
というか、気のせいかな、東海道新幹線乗車時と比べてどのトイレもキレイであまり臭わなかったです。なんでだろ?
[その他のメリット]
8号車に乗るその他のメリットとして、新大阪駅で降りる場合。
8号車の乗降口がJR線乗り換え改札に至近の階段&エレベーターにもっとも至近のため、最短でJR在来線に乗り換えることができます。
新大阪駅の新幹線〜在来線間の標準乗り換え時間は約10分とのことですが、8号車から降りた場合、子連れ(抱っこ)でも約5分で乗り換えることができました。
[7号車ではダメな理由&6号車をおすすめする理由]
ここまで説明してきて「なぜ7号車ではだめなのか」と思われたかもしれません。
7号車は喫煙室が隣接しており、結構タバコの匂いがキツいから。
(たまたまかもしれませんが、7号車のキャビン全体が煙たかった。)
そうでなくても、近くの席に喫煙者がいると気になってしまうからダメなんです。(筆者の場合)
一方で、6号車もおすすめする唯一の理由
それは、グリーン車と同じ号車だから。
どういうことかというと、九州新幹線N700系は6号車を普通車指定席とグリーン席で半分ずつセパレートしているんです。
今回利用した山陽新幹線区間はトンネルがとても多いので気付いたのですが、グリーン席は普通席と比べて遮音性が高く圧倒的に静粛性に優れています。そんなグリーン席と同じ6号車に配置された普通車指定席は他号車と比べて遮音性が高い・・・気がする。
と、個人的に感じた、というのが理由です。
ヘッドフォンのノイズキャンセル機能のON/OFFレベルの違いには感じたので、自分だけじゃないとは思いたいのですが笑
そんな理由で6号車はおすすめですが、座席数が少ないのもあって、他号車と違い満席の区間もありましたので、早めの予約がいいのかも。
[みずほ ・さくらの停車駅・本数]
停車駅
冒頭に書いた通り、みずほとさくらはそれぞれ「みずほ=のぞみ型」「さくら=ひかり型」ですが、山陽新幹線区間内に限っては停車駅数はほとんど変わらず、小倉〜広島間ののぞみ非停車駅が1〜2駅程度増えるくらいです。
「みずほ」は博多・久留米・熊本・鹿児島中央の4駅のみ
「さくら」は筑後船小屋駅〜新玉名駅間を除くほぼ全ての駅に停車
です。
が、所要時間はそんなに変わらず、新大阪〜鹿児島中央間は、
「みずほ」:約3時間40分
「さくら」:約4時間5分
です。新大阪〜博多間はどちらも約2時間半と誤差程度です。
(ちなみに「のぞみ」の同区間は2時間28分が標準です)
運行本数
東海道新幹線に慣れていると運行本数の割合は
のぞみ>>ひかり>こだま
ですが、九州新幹線は逆転します。
新大阪発のみずほ・さくらの場合、1日の運転本数は
「みずほ」:7本
「さくら」:17本
とさくらの方が多く運行されています。(2020年12月時点)
博多始発→鹿児島中央だとさくらの本数がグッと増えますが、みずほはプラス1本のみ。
九州新幹線区間はさくら・つばめメインで朝夕に時々みずほという配分のようです。
[余談]
運休中のトワイライトエクスプレス瑞風がいた!!
JR西日本の豪華寝台列車、「トワイライトエクスプレス瑞風」
現在、定期点検・設備更新および感染症の影響を受けて2021年2月17日の運転再開まで、長期運休しています。
運転日であってもちゃんと時間を合わせないとなかなか見られない車両ですが、
山陽新幹線で新大阪駅から博多方面に出てすぐ、左下に見える宮原総合運転所に止まっているのを見ることができました!!
初めて見ましたが、溢れ出るオーラがすごかったです。
今なら山陽新幹線からいつでも見れる、かも。しれません。
↓追記↓
別日ですが、運転再開し、営業運転中の瑞風に遭遇しました!!
新幹線・キティはるか・瑞風のスリーショットも撮れ、偶然に偶然が重なって親子大興奮でした^^
ちなみにウエストエクスプレス銀河が京都駅出てすぐの吹田総合車両所京都支所に停車していました!こちらの車両はこの車両基地ベースなのかよく見かけます。
(鉄道素人なのでご参考程度に。)
[総括]
子連れで乗る九州新幹線みずほ・さくらは8号車が安心・快適のべスポジです!
これからも他路線の新幹線に乗ると思うのでまた子連れ目線で記録できればと思います!