2023年3月30日、ディズニークルーズについて驚きのニュースが入ってきました。
目次
2025年 シンガポールが母港のディズニークルーズが誕生!!
もうタイトルの通りです。
これまで計5隻、北米・欧州に定係港(母港)を持って展開していたディズニークルーズライン(DCL)が、ついにアジア地域に定係港を持つことになります。
その場所となるのが
シンガポール
言わずと知れた東南アジアの小国で、経済・観光大国。
筆者も何度か訪れており大好きな国です。
23年3月30日にDCLとシンガポール観光局はパートナーシップを締結し、
2025年より最低5年間はシンガポールを定係港(母港)としたディズニークルーズが開設されることとなりました!
新造船1隻が配置予定
気になる担当船ですが、
新造船です。
でも、ちょっと訳ありの船が担当します。
WISH級じゃない
その前に、DCLの体制についてですが、
元々、Magic, Wonder, Dream, Fantasyの4隻体制だったところに「3隻追加する」との発表があり、計7隻体制になることが決まっていました。
この「3隻」というのが、2022年に1番船:WISHが就航した「Disney WISH級」です。
starwave-disneyandtravellife.hatenablog.com
このWISH級の2番船、3番船は現在、建造中です。
うち1隻は、「Treasure」(トレジャー)と命名され、映画:アラジンをテーマにアラビアンナイトな雰囲気になることが発表されました。
https://disneycruise.disney.go.com/why-cruise-disney/treasure/
そもそも7隻体制の発表で、全て就役済み&建造中なんだから、シンガポールを担当する「新造船」はWISH級だろうと思っていたら・・・
違います。
別会社から買い取った新造船を使うってよ
まさかの別会社から買い取った「新造船」をDCL仕様にコンバージョンしてシンガポール航路に投入するとのこと。
そう、
8隻体制になるってよ。
聞いてないよ!!(いろんな意味で)
正体は・・・
気になる新造船の正体ですが、
GHK-Genting Hong Kongという、Dream CruiseとStar Cruiseを運営する香港企業が元々、
「Global Dream」という船名で建造していた船です。
2020年の金融危機の影響で会社が破綻し、この計画が頓挫。
未完成の状態だった同船をDCLが買い取ったとのこと。
で、その「Global Dream」というのがこちら。
ほぼできてるじゃん。(船主のみ塗装済み)
てか・・・
デカくない?!?!
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概要
- 総トン数:20.8万トン
- 全長:342m
- デッキ:19層
- 定員:6,000人(クルー2,300人含む)
- 建造費:約1400億円(USドル換算)
[参考:DCL最大のWISH級で総トン数:13.5万トン、全長:340m、乗客乗員の定員:3,500人]
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これは、巨大クルーズ船でお馴染みのカリビアンクルーズ社が保有するOasis Classに相当するスペックで、これまでのDCL船と比較しても、相当デカいです。
これをディズニーが4400万ドル(約68億円)で買い取ったようです。
ちなみに、造船所はDCL御用達のドイツのMV Werften造船です。
最初からディズニーの世界観でイチから作った既存船と違い、
アジア人ファミリー向けに建造中の船を、DCLぽく改修するだけなので、
ディズニーシーのような姉妹船のない、独自路線をいく船になる気がしますが、総トン数大幅アップによる船内エンタメの拡充は気になるところで楽しみ。
船名が決定!! (2023.9.9 update)
先に就航するWISH級3番船:Disney Treasureの詳細リリースに気を取られていた9月上旬。
突如、サプライズ発表がありました。
シンガポールベースの新造船の船名は
「Disney Adventure」
になったそうです!!
テーマや船内施設詳細については未発表のままです。
先述の通り、Adventureは買取り船で今後も姉妹船が現れないことが想定され、
Adventure級はこの1番船: Adventure
のみで、DCLとしては特殊な船になるなることが期待されます。
寄港地
新造船と同じく気になるのが寄港地。
シンガポールの立地から3~7泊で行ける寄港地はかなり限られています。
香港・東京のディズニーに寄るか?なんて声も聞こえていますが、
シンガポール〜横浜間は片道7日間もかかるのであったとしても年数回かと。
そもそも20万トン超の巨大船を受け入れられる港は日本国内には現時点でなく、しばらくは夢物語となります。
さらに情勢不安な地域、海域も多く、そんないろんなところへ行けるとは思えない。
で、シンガポール発着のショートクルーズを調べてみたところ、
マレーシアのペナン島、タイのプーケットやバンコク、インドネシアの島々へ行くことが多い様です。
意外と海賊で有名なマラッカ海峡を頻用するコースが多いみたい。
世界遺産を意識したコース作りをしているようで、どこに行けるかも楽しみです。
総括
DCLのシンガポール航路開設について速報形式で記録していきました。
これまでDCLを利用したいと思ったら、一番近くてもバンクーバーだったのが、一気にシンガポールと物理的にも心理的にも距離がグッと縮まることとなります。
クルーズだけの利用でシンガポール往復なら1週間以内も可能で、日本人が利用しやすいコースになることを期待したいところです。
子供が小さく、まだまだ海外ディズニー行きを悩んでいる我が家には明るいニュースでした!
過去記事はこちらから!
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