ひょんなことからフェアフィールド・バイ・マリオット 京都京丹波に宿泊する機会があったので記録していきます。
目次
道の駅プロジェクト
フェアフィールド・バイ・マリオットを紹介する前に、このホテルが開業するに至ったプロジェクトを紹介していきます。
「未知なるニッポンをクエストしよう」をコンセプトにマリオットグループと積水ハウスが共同で立ち上げた「道の駅プロジェクト」
全国の道の駅をハブに、その地域の魅力を知ってもらおうという企画です。
道の駅をハブに地域に滞在してもらう必要があるので、食・文化の体験は道の駅に任せて、宿泊だけに特化した施設を道の駅の横に併設する必要がある。
そこでフェアフィールド・バイ・マリオットが開業する運びとなりました。
すでに中部・近畿地方を中心に14のフェアフィールド・バイ・マリオットが開業。
基本的に金太郎飴方式でどこも同じ仕様です。
フェアフィールド・バイ・マリオット 京都京丹波
フェアフィールド・バイ・マリオット 京都京丹波はプロジェクトのファーストステージ(2020年10月6日〜2022年春頃)の早期、10月8日に国内3軒目としてオープン。
とわ言え、まだ開業1年も経っていないので新築同然です。
外観はいたってシンプルですが、車寄せがあり、雨の日も安心。
筆者は「建築は好きだけど詳しくないタイプ」ですが、積水ハウスとダイワハウスが施工した建築物はなんとなくの「ぽさ」から施工主の予想がつけやすく、こちらは見た目から積水感を感じます。
エントランスはモダンで、インターチェンジ横のビジホ感は全くなくオシャレ。
フロアは全3層。
1階に共用スペースが集約されており、2,3階は客室のみ。
先述の通り「宿泊特化型」なのでマリオットとはいえ、レストランもフィットネスもありません。主役は道の駅なのです。
共用スペース
フロントの奥にテラス席のついた広い共用スペースがあります。
こちらはフリーアクセス。


コンセプトとしては、道の駅や地域で購入した食べ物を頂くためのスペース。
テラス席に座れば地域滞在感が増すかもしれません。


そういうわけで、「満天青空レストラン」よろしく、地域で仕入れた食材をゲストが調理できるキッチンが付いているのですが(無料)、感染対策のため利用できる設備は限られているそう。(詳細不明)
コーヒー&ティーマシンは稼働しており、滞在中は無料でいただくことができます。


ランドリー付きで長期滞在も安心。
さらに営業時間が短く近くにコンビニが少ない道の駅の欠点を補うため小規模ですが売店が設置されています。
食べ物以外にもコンタクト液やスキンケアグッズなども置かれていて万が一の時も安心。
それではお部屋に向かいます。
こちらのホテルは全室25平米のスタンダードルーム。
ベッドサイズが2タイプあり2シングルか1キングです。
そんなわけで基本的にエリート特典のアップグレードはなし。
一方でレイトチェックアウトはいつもの通り利用することができます。
ちなみにウェルカムポイントは通常の半分の250ptです。(ゴールドの場合)
キングルーム
今回はキングルームに宿泊しました。
まず、「宿泊特化型」の簡易的なホテルなのに20平米を超えるお部屋なので、ファーストインプレッションは「広い」です。
機能的に、かつ滞在しやすいようにレイアウトされていてとても過ごしやすいです。
世のワンルームアパートもこういう感じでいいじゃないか、と思えてくるほどです。
入ってすぐ右手にウェットエリア。
シンクがオープンタイプなのに戸惑いますが、結構使いやすくてグッドです。


バスは浴槽なしのシャワーのみ。
レインシャワー付いててオシャレです。
ソープ類はタンクタイプ。
今回のお部屋のベッドはタイトル通り、キングサイズベッド。
さすが外資系ホテル。ずっしりふかふかベッドでしっかり休めます。
第二のベッドと言ってもいいくらいのデイベッドが非常に居心地いいです。


冷蔵庫は空っぽ。
無料のミネラルウォーター、ティーバッグ、ケトル、マグカップがあります。
窓側からお部屋全景を。
天井も高く居住空間は広く感じます。
テレビは49型。でかいです。
ベッドルームとウェットルームは引き戸でセパレート可。
2枚戸で開放量を調整しやすいのもグッド。
クローゼットというかハンガーラックだけはビジホ感ありますが特に気になりません。
眺望
眺望は、森です。
田舎でも山の中でもない微妙な風景です。
アクセス
アクセスで1点だけ注意があります。
フェアフィールド・バイ・マリオット 京都京丹波は京都縦貫道の京丹波PA併設の「道の駅 京丹波 味夢の里」に併設されています。
PAでの長時間駐車は不可なので、滞在時は忘れずに最寄りの丹波ICで降りて下道でアクセスする必要があります。ご注意ください。
ちなみに京都市内からだと1時間程度でアクセスできます。
総括
フェアフィールド・バイ・マリオット 京都京丹波での宿泊を記録してきました。
とにかく新築なのでまだ新しい匂いがプンプンしてそれだけで気持ちいい。
ホテルそのものがコンパクトモダンで昨今の「コワーキングスペース」的な雰囲気もあり意識高い系になった気になりかけたりします笑
一方で、主役が道の駅なホテルなので、道の駅の当たり外れに左右されてしまう施設ではあると思います。
道の駅を「目的地」とすることはよくあっても「滞在」することは今まで考えたこともなかったので、新しい旅の形として支持されるといいなと思います。
今度は温泉付き道の駅併設のフェアフィールドに泊まってみたいと思います。