本来の宿泊記と順番が前後しますが、ちょっとGoToトラベル関連で覚えておきたいことができたので、記録していきます。
迷走しているGoTo Trouble もとい、GoTo Travelキャンペーン開始後、筆者らは南紀白浜マリオットホテルに宿泊する機会がありました。
これは、SPGポイントによる無料宿泊(素泊まり)でしたので、当然キャンペーンによる還付対象ではないと思って、現地で特に書類の申請はしませんでした。
が、筆者らと入れ違いに無料宿泊で同ホテルを利用した知人から
「GoTo対象だからと申請書類をもらった」と連絡が。
・・・?!?!
となって色々調べたのでまとめておこうと思います。
※SPGポイント&キャッシュで宿泊の場合の申請方法についてお調べの方は目次より、[STAYNAVIでの申請方法]をご覧ください。
目次
[知人が利用したプランとお部屋]
SPG直予約、ポイントによる無料宿泊
現地で朝食付きに変更(大人3500円×2名)
ポイント宿泊ですので、スタンダードなお部屋を予約していたそうですが、平日ということで空室が多かったのか、温泉付きビューバスにアップグレードしていただいたとのこと。
同ホテルはいくつか部屋タイプが用意されていますが、お部屋の広さはスイート以外のお部屋が全て42平米で統一されています。


送られてきた写真を見る限り、かなり広いビューバスがついていますね!
洗い場は、別途内風呂についてるのでそちらを利用することになります。
[GoToトラベルキャンペーン]


もう散々メディアや皆様のブログで書かれているので要点だけまとめます。
- 7月22日から8月31日までの期間の旅行を対象
- 1人1泊あたりの宿泊費の35%を支援
- 1人1泊あたりの支給上限は14,000円(1人1泊4万円の宿までなら満額支給)
- 申請は8月14日から9月14日まで
- 当面は郵送でのみ申請受付(送付先は申請開始までに掲載予定)
- 還付時期は10月末を予定
なんか最初に聞いてた話とだいぶ違うぞ・・・という気持ちはもう置いといて、
とにかくこんな感じのキャンペーンです。
キャンペーンの開始と申請開始時期に大きく間があるのは驚きです。
[ポイント宿泊でもGoToトラベル対象になることがある]
本題はここです。
今回の事象について、観光庁の資料をベースに調べてみました。
結論から言いますが、SPGポイントによる無料宿泊は対象外です。
上のFAQによると、「代金を各種ポイントやマイルで支払った場合も支援の対象」とあります。
確認のため、筆者らが同ホテルに問い合わせたところ、SPGポイントによる無料宿泊は対象外ですとの回答がありました。
そう、SPGのポイント宿泊はポイント利用とはいえあくまで「無料宿泊」
SPGポイント宿泊はポイントに対する明確な代金がないから、まぁ当たり前ですよね。
このFAQの回答はおそらく、ポイントを現金化できる、じゃらんポイントや一休のポイント、各航空会社のマイルのことを指しているのだと思います。
ということは・・・じゃらんや一休でポイントたくさん持っている方!!
錬金術できるチャンスですよ!!
では、なぜ知人はホテル側から申請書を受け取ることができたのか。
FAQのQ45(10/15現在:P12-Q50)をご覧ください。
「朝食付きプランの朝食代金は支援の対象です」
とあります。
最初の頃は朝食代金は対象外だったじゃないか!!と思っていたあなた。
自分もそう思っていました。朝食付きプランの朝食の部分を明細書から消す方法を色々考えていた時期もありました。
が、正しくは朝食代金も支援の対象なんです!!
つまり、知人がGoToトラベルキャンペーンで還付申請できるのは
ポイントでの宿泊代ではなく、朝食代金のみということ。
だからホテルの人も申請書を発行してくれたんですね!
知人については当日ホテルで朝食付きプランを「追加注文」した形にはなりますが、どういうわけかうまいこと処理されたようです。
ちなみに朝食代金は計7000円ですので、35%の2450円が還付される予定ではありますが、
まだ申請が始まっていないので、実際の還付の可否については後日お伝えすることとします。
[意外とゆるい?宿泊証明書]


申請書一式については現在、GoToトラベル公式HPや日本旅館協会公式HPなどで「エクセル形式」で入手することができます。
写真のように宿泊先で紙媒体で入手できるところはそちらの方が楽かもしれません。
⬇︎日本旅館協会の方が各書類が分かれていていいと思います。
そして今回のキャンペーンで登場した聞きなれない用語「宿泊証明書」ですが、このような形式のようで、GoTo専用のフォーマットがあるようです。
こちらも旅行者自身がエクセル形式で入手することができますが、色々見ているとホテル側が用意してくれていることが多いみたいです。
ただ、このように施設印以外を空欄で渡されることもあるようで、この場合、虚偽申請が懸念されます。
ちなみに旅行者が宿泊先から必ずもらわないといけないのは2点だけ!
- 内訳の分かる宿泊明細書or領収書
- 宿泊証明書
以上です。明細書は基本的にチェックアウト時にもらえるので、気をつけたいのはやはり宿泊証明書になります。
[STAYNAVIでの申請方法]
2020年8月31日までは、紙媒体での申請でしたが、ご存知の通り、現在は「STAYNAVI」を利用した、「事前還付(実際の支払いはGoTo適用後価格)」が原則です。
実はこれ、SPGポイント宿泊でも、追加で発生した費用については還付を受けることができる場合があります。(ポイントだけでの宿泊は不可です)
宿泊前の事前予約が絶対条件(※)ですが、
- キャッシュアップグレード
- エキストラベッド代
- 朝食代
のように、ポイントベースでも別途追加料金がかかるものについては、その費用の予約総額(税・サ込)を宿泊費用としてSTAYNAVIで申請することで還付を受けることができます。
正確な税込総額を知る必要があるのと、駐車場代や館内アクティビティなど適応外のものもあるので、必ず宿泊施設に電話で正確な総額を確認してから申請してください。
(※:滞在中に追加で注文した商品・サービスについては対象外です)
また、複雑さゆえにホテル側も十分に理解しておらず、本来「適応内」の内容が、「適応外」と言われることがあるので、面倒ですが上記の観光庁FAQをちゃんと読んでから問い合わせすることを強くオススメします。
(筆者らはエキストラベッド代が適応外と言われたことがあり、FAQを確認、再び問い合わせて説明すると無事適応となりました。)
(2020年10月更新)
[総括]
ということで、SPG無料宿泊でも食事の部分は還付されることがある、という話でした。
FAQにもありますが、朝食でもルームサービスは対象外ですので注意してください。
未だに旅行者も宿泊施設側もよくわかっていない本キャンペーン。
GoToトラベルが始まって改めて、詳しく企画内容を見ていくと当初聞いていたものとの違いがいくつも見受けられ(ミスリードしてただけかも)、危うく今後控えている旅行で損をするところでした。
対象期間に旅行を予定されている方は、ご予約前後に一度観光庁のFAQを熟読した方がいいかもしれません。
10/15現在で45ページにもわたり細かい適応について明記されています。
随時更新されているので、最新のものをチェックしてください。
(南紀白浜マリオットに宿泊した時の記録はこちら!)
starwave-disneyandtravellife.hatenablog.com
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