天皇陛下の即位にあたって行われた大嘗祭の舞台となった大嘗宮が
2019年11月21日から12月8日までの18日間、一般公開されており、その最終日に観に行くことができたので、記録していきます!
子連れ、ベビーカーで皇居に行くのは初めてだったので、子連れ目線で気づくこともいろいろありました!
目次
大嘗祭
天皇が即位した年の新嘗祭(収穫感謝の秋祭り)(毎年11月23日)のこと
※幄舎は一般参観の参観路確保のため解体済み
※周囲の囲いも大部分が撤去されており見学しやすいよう配慮されていました
[当日の様子]
当日は東京駅からアクセスしました。
ネット上で大嘗宮参観の待ち時間が90-120分にもなる日が続いているとの情報を見ており、気合い入れて開門30分前の8:30までに皇居に到着するように向かいました。
最終日のこの日も朝からすごい人出で、東京駅から皇居までずっと人がつながっていました。
DJポリスさんも朝から声を張っていて本当にご苦労様でした。
通常東京駅から坂下門までは行幸通りをほぼ直進でいけますが、
混雑整理のため上図のように迂回するよう案内がでていました。
かーなり遠回りです。
しかし、地図の青丸あたりにこのような看板がありました!
我が子がベビーカー利用だったので警備の人に聞いたらこの看板の横から入れてもらえて、かなりのショートカットになり助かりました!
すると、地図赤線を辿って迂回する必要がなく、従来通り坂下門まで一直線!
テレビで流れていた長いつづら折りも、待機列もぜーんぶすっ飛ばして、
坂下門手前までノンストップでショートカットできます!
砂利道も人ぎゅうぎゅうの長い待機列もベビーカーでは大変だからありがたい!!
写真右手に見える小さなテントがバリアフリー用のセキュリティーゲート。
その奥の門が坂下門です。
セキュリティーのテントまでVIPのごとく誰もいない通路をすたすた歩きます。
セキュリティゲートでは簡単な手荷物チェックと金属探知器の検査を受けました。
バリアフリーのゲートを抜けると、上写真の場所から一般列に合流!
本当に坂下門の目の前までスムーズにたどりつけました!
そして、本来9-15時の開門時間のはずが、なぜか8:30到着時にすでに開門しており、そのまま待機することなく参観できました!
坂下門をくぐるとすぐに一般参賀でよく見る皇居宮殿と宮内庁庁舎が見えます。
来年の新年一般参賀は大変な人出になりそうですね;;
大嘗宮に向かう経路の途中、仮設のベビールームがありました!
経路内に仮設のトイレはたくさんありましたが、こんな施設まであるなんて!
宮内庁すごい!!
[大嘗宮]
さて、そうこう歩いていると大嘗宮が見えてきました。
アーリーエントリー(笑)できたので、まだまだ空いています。
皇宮警察の警備の方の誘導もユーモアあって穏やかでした^^
メインの南小門へやってきました!
ここが一番の人気スポットで警備の「剥がし」がすごかったです(笑)
絶対に立ち止まらせてくれないので、見たり撮ったりともう必死です!
今回、経費削減のため茅葺屋根から板葺き屋根に簡素化されていますが、
それでも神明造の神聖な雰囲気はしっかり伝わります。
参観経路に従って向かって左側からお宮の後ろへまわっていきます。
途中、大嘗祭の中心的な儀式が行われた主基殿(すきでん)を見ることができます。
後ろに回ると、祭祀に先立って天皇陛下が沐浴をされた廻立殿がみれます。
素人目にはなんとなく正倉院っぽく見えます。
かなり大きかったです。
万が一のため、消火器が用意されていましたが、このように景観保護されていました。
すてきです。
今回の大嘗宮仮設は神社建設に長けた清水建設が9億5700万円で入札し担当しました。
約3ヶ月かけて「仮設」され、この記事を書いているころにはもう取り壊しが始まっているとは思いますが、今回から初めて「資材の再利用」がされるようです。
[ベビーカー的東御苑の難所]
帰りは、空いていたので大手門に出る経路を進みました。
紅葉が非常にキレイでしたが・・・途中すっごい急な下り坂がありました。
ベビーカーにはそこそこの難所。
この大嘗宮があった皇居東御苑は通年で一般公開されており、いつでも入ることができます。
多くは舗装されており、お散歩などに非常によい所ですが、ところどころある坂や、砂利多めのところはベビーカーではちょっと苦労するかもしれません。
迎賓館赤坂離宮
元々は東宮御所として建設され、皇室の施設でしたが、現在は内閣府所有として各国の賓客を迎える場となっています。ちなみに国宝。
大嘗宮を見た後は、赤坂迎賓館へ「即位御列の儀」で使用されたオープンカーの一般公開も見てきました!
こちらも赤ちゃん&ベビーカーでの入園可です。
オープンカーの一般公開中は庭園と宮殿内は予約なしで見れます。
今回は時間の都合で庭園しか入らなかったので、大人300円(大学生以下無料)で入ることができました!!
オープンカーは前庭側、車寄せに大きなアクリル箱に入れられて鎮座していました。
パレード後は「様々な国家行事に利用する」ことを前提として内閣府に移籍され、
皇ナンバーから普通の品川ナンバーに取り換えられています。
(11-10はパレードした日にちなんで。役所の割に洒落きいてるじゃん。)
もうこれをつけて走ることはないであろう「皇10」ナンバー
菊の御紋とともにぴっかぴかに輝いています。
starwave-disneyandtravellife.hatenablog.com
パレードの際、両陛下がよく見えるようにと、リアシートがちょっと高かったり、
座面の角度が少し立っているそうです。
ここの両陛下が座られていたと思うとちょっとゾクゾクします。
ベースはトヨタの新型センチュリー。
(センチュリーロイヤルではありません。)
オープンカーにするため様々な補強がされているそうです。
ちなみに、宮内庁は調達にあたってトヨタ、日産、ホンダ、ロールス・ロイス、メルセデスから提案を受け、その中で条件が一致したトヨタを採用したとのこと。
1両の調達費用は約8000万。
余談
今回の大嘗宮一般参観の総参入者数は約80万人だったそうです。
公開期間18日なので1日平均5万人!
ディズニーランドの入場規制かかるラインくらいの人数が毎日皇居にきていたということになるので、これはすごいことかと。
それだけ国民の関心があるのであれば、今後の皇室の在り方をもっと活発に議論できるはず。
総括
令和の代替わりの花形的なものを2つもこの目で見ることができ、とにかく感動でした!
皇居も迎賓館も子連れでは初めて。
良い意味でいろいろ気づくこともあり今後の参考となりました!
迎賓館はベビーカーOKですが、主庭の砂利は結構深くでベビーカー押しずらいので注意が必要です!(皇居の砂利はそうでもなかった)