憧れのリッツカールトン京都に宿泊する機会がありました!
「リッツ・ロス」になるほどの体験になった滞在を記録していきます。
(見どころありすぎて長くなりました。どうかお付き合いください。)
目次
ザ・リッツ・カールトン 京都
リッツカールトンとして国内4番目、2014年開業の比較的新しいホテル。
今年7月にリッツ日光が開業するまでは、国内最新リッツでした。
客室数は134室
エントランスに続く通路に自転車がありました。
こちら、ホテルで行っているレンタルサイクルに使用されるものではなく、
「移動販売車」的な役割のもので、チェックイン・アウト時間帯など人がよく通る時間に、お茶やお水を配るスポットとして利用されていました。
ロビー
ロビー階にはロビーラウンジ、ラ・ロカンダ(イタリアン・朝食会場)とピエール・エルメ・パリのブティックがあります。
ロビーラウンジは国内で唯一「ピエール・エルメ・パリのアフターヌーンティー」を提供していて連日大人気です。(なかなか予約取れない)
フロントに目を向けると、格子や組子文様を取り入れた落ち着いた雰囲気のなかに、森田恭道さん時代のAnother Skyのセットを思わせる華やかさを感じます。
通常、チェックインは客室にて行われているそうですが、現在は感染症予防の観点からこのフロントで手続きを行います。
といっても、カウンターではなく、奥のソファでお茶菓子(わらび餅でした)とお茶、こどもはジュースを頂きながらゆっくりチェックインします。
(混雑時はロカンダにて行うこともあるようです。)
いざお部屋へ
エレベーターは共用階以外は宿泊の階しかいけない作り。
カードリーダーが認識するまでちょっと時間かかるのが...
お部屋へ続く廊下はとても静かで、不思議なことに滞在中に他の宿泊者とすれ違うことがありませんでした。(ほぼ満室のはず)
お部屋の扉にも組子文様(七宝文様と言うそうです)が施されていて、こだわりを感じます。
分厚く、重たい扉を開けて・・・お部屋を見ていきます!
デラックスKYOTO
今回はほぼ満室の中、アップグレードしていただき、ワンランク上の「デラックスKYOTO」というお部屋に宿泊しました。
50平米の広々としたお部屋ですが、これでも同ホテルではスタンダードなタイプなのが驚き。
ベッドは1キングです!
場所は、数少ない内向き・ガーデンビューです。
同ホテルは、鴨川ビュー、シティビュー、ガーデンビューの3タイプの眺望があり、
当然、鴨川ビューがもっとも人気カテゴリ&最多客室数です。
ちなみに301はコーナースイート、328がKAMOGAWAスイートになります。
間取りはこんな感じです。これだけでも余裕な広さが伝わります。
ガーデンといっても、中庭が見えるわけでもなく申し訳程度の枯山水が目の前にある程度で、実質「眺望なし」です。(階によって眺望の当たりはずれはあるよう)
今回は残念な眺望でしたが、まぁ部屋がすごくて気になりません。
お部屋に戻ります。
ウェットエリア
扉開けて左側にウェットエリア。
スタンダードなお部屋ですが、ダブルシンク!!
しかも鏡にテレビついてる!!
寝室とウェットエリアは引き戸でセパレート可能で、就寝時は寝室としての空間をしっかり確保できます。
ちなみに先ほどの写真の右端に写っている背の高い黒色の箱は、漆塗りの小物入れとなっていますが、インテリア色強めで何を収納するのが正解かはちょっとわかりませんでした。
また、箱の上には日本茶セットが置かれています。
さて、ウェットエリアに戻って、
鏡台の中央、タオルの掛かった引き出しを開けると立派な漆器が登場。
開けるとアメニティボックスでした!!
すごすぎ。。。
石鹸はアスプレイと京都のメーカーの2種類。
京都しゃぼんの方はリッツオリジナルの洗顔石鹸。金箔入りでした。
左のコップは子供のうがい用。
右のリモコンは、鏡に内蔵されたテレビ専用のリモコンです。
(浴室内にテレビ・スピーカーはありません)
シンク向かって左がトイレ、右側がバスルームです。
トイレは普通ですが、非常用電話がトイレットペーパーの上に置かれていたのが珍しいと思いました。
一方で、バスルームは珍しい作り!
まず浴槽の広さがとっても広い!
大人2名が横に並べる広さ、そして2歳児が軽く泳げる深さがあります。
しかも、浴槽で寝そべられるように枕が置かれています。
次に、洗い場に敷かれたヒノキ板!
足元に感じる木のぬくもりと、滑りにくいのがいいです。水はけも問題なしです。
浴室の白い壁には桜の花がエンボスされていて、さりげなく日本ぽさを強調しています。
あと、タオルが異常に大きくて、大きめのブランケットくらいのサイズ感でした。
アメニティはリッツ標準のアスプレイです。
標準、といっても英国王室ご用達の高級ブランドです。
1セットしか置かれていなかったので、翌朝用にもう1セットお願いしました。
たぶんこども用だと思うのですが、リッツ京都のロゴ入りのアヒル隊長とワンちゃん型のボディスクラブが置かれていました。
なんなんだこれ・・・大人も喜んじゃうやつ!
そういえば、浴室に、レインシャワーがついていたのですが、なかなか気持ちのいいものでした!さすがです。
ミニバー
続いてミニバーです。
扉開けてすぐ右手にあります。
最近コーヒーマシーンはよく見かけるようになりましたが、ここはティーメーカーも置かれていて、紅茶やほうじ茶もこのマシーンでドリップしてくれます。すご。
夏だったためか、氷たくさん入ったアイスペールも置かれていました。
さらに子供用のコップ(rits kids)まで。
下の引き出しを開けてみると・・・
ナンジャコリャ。
スタンダードなお部屋なのに、ティーセットと各種グラス、アルコール類などがギッシリ収納されています!
どれも高そう。。。
(冷蔵庫内のドリンク、引き出しのアルコール・おつまみは全て有料)
クローゼット
ミニバーの横がクローゼットになります。
ミニバーとクローゼットは引き戸でどちらかをオープンにしておくことができます。
(ベッドの写真参照)
クローゼットもなかなかの広さ。
掛けてある浴衣は室内&館内着で、B2階のスパに行くときだけはお部屋の外に着ていくことができます。
ちなみにこの浴衣、同スパで24000円で販売されています。高っ....
パジャマは置かれていないので、必要であればお願いすることになります。
子ども用パジャマは110cmからです。
メインルーム
メインルームに戻ります。
訳あって入室がターンダウン後だったので、おやすみの準備ができている状態。
ベッドまわりは照明とカーテンのスイッチ、時計兼ラジオなどがあります。
照明はシーンモードもあり、3パターンの明るさ(全照・暖色+・常夜灯)を演出できます。
ラジオはFMのα-station,fm-osakaなどに合わせてみましたが、聴こえませんでした。
ベッド上にはテレビリモコン、朝食ルームサービスのオーダー表、それとお茶菓子。
ベッドの下には、ベッドから降りた時に足を汚さずスリッパが履けるようタオルが敷いてありました。
お茶菓子は西陣の京西陣 菓匠 宗禅(そうぜん)のチョコあられ。
コーヒー味のあられに金粉をまぶしたチョコがコーティングされ、まさにお茶とよく合いそうなお味でした。
ネットで見る限りこちらのチョコあられ1個、なんと…100円!!
ベッド上に計4個置かれていたので…高級ですね!
デスク周りもとても広いです。
盆栽が置かれた客室とか初めてみました。
(翌昼頃に庭師さん的な方が盆栽運んでいたので、ホンモノかつちゃんとメンテナンスされているんだと思います)
チェアも皇居宮殿内にありそうなデザイン・・・
卓上にはウェルカムフルーツとして桃とピオーネ!が置かれていました。
さらに名前入りのお手紙と折り紙なども。
奥の箱に入っているのはおせんべいです。(こちらはリッツ京都オリジナル・非売品)
いろいろ置かれていますが、これらはエリート特典ではなく、標準です。
こういう時期とは言え驚いたのが、客室に人数分のマスクとポケットサイズのアルコールジェルが用意されていました!
テレビは47型と部屋サイズにしてはやや小ぶり。
注目すべきところは、ベッドからも見られるように、約90度動くようになっていること!こまかいなぁ
余談
無料の靴磨きサービスはぜひ体験してほしい。
翌朝、引き出しの中のホテルインフォメーションを見ていたら、ぱらっとこの紙が落ちてきました。
「靴磨きサービス」
ご希望に応じて無料で靴磨きサービスを承っております。
無料!マジで!!
ということでくたびれた革靴を履いて来ていた筆者。
すぐにゲストサービスに電話して、「朝食食べてる1時間~2時間くらいでできますか?」と聞いたら「できます」と。
普通は前夜に預かりだと思うのですが、なんと朝一のクイックサービスですら無料で受けていただけました!
そして、1時間半後くたびれた革靴は・・・
新品同様の輝き・・・ていうかこれ新品だよね?買ったよね?レベルのキレイさで返ってきました。
これはおすすめです。
お見送りまでしっかりおもてなし
お見送りもスタッフ先導で車寄せまで。
今回は自家用車で来たのですが、すでに出庫されていてクーラーもしっかり効いた状態でスタンバイ。
客室から運び出してもらった大きな荷物もすでにトランクにイン。
さらに車内には人数分のお水が用意されていて、帰り際ぎりぎりまでのおもてなしに驚きました。
(リッツ京都はスペースの都合でもれなくバレーパーキングです。)
総括
リッツカールトン京都のデラックスKYOTOを記録してきました。
デザイン面は、ロビー階、客室ともに全体的に「和」を強調したコンセプトに思えました。
日本建築や伝統技能のような細工が随所にちりばめられているのですが、それがなにかが筆者らにはわからず、「日本人なのに日本のこと全然知らないな」とも思った、日本再発見的なデザインでもありました。
客室設備とホスピタリティは驚きの連続。快適に過ごせたことは言うまでもなくで客室だけでも病みつきになるすごさでしたが、食事やスパもすごかった。
ですが・・・
長くなったので、食事・スパは別記事で次週お届けします!
starwave-disneyandtravellife.hatenablog.com
最後に、一点だけマイスナポイント。
現在感染症対応の影響でスタッフ数を減らしている(出勤する曜日が週数日に制限)ためか、オペレーションにもたつきや漏れがちょくちょく見受けられました。
今の時期仕方ないし、実害もなかったのでいいのですが、よく聞く「リッツクオリティー」への期待度が高かったせいで「あれ?」っとなってしまいました。
↓リッツ京都・大阪の記録はこちらから↓
starwave-disneyandtravellife.hatenablog.com
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