2020年11月3日に京都・二条城前に開業したばかりのHOTEL THE MITSUI KYOTOに宿泊する機会がありましたので記録していきます。
目次
HOTEL THE MITSUI KYOTO
ハレクラニ沖縄などを運営する三井不動産リゾートマネジメント社のフラッグシップとして三井グループの総力を挙げて(PRより・施工者は清水建設)2020年11月3日に開業したホテル。
三井不動産 | 『HOTEL THE MITSUI KYOTO』開業(2020年11月3日)
条例改正で京都市中心部、いわゆる「田の字地区」はどんどん高い建物が建てられなくなっており、同ホテルもギリこのエリア内のため、最も厳しい条件(高さ15m以下[5階相当]・外観は黒漆喰)が適用されており、4階建て・外観が黒色となっています。
隣のクラウンプラザが白いし高いのにMITSUIが「条例ギリギリの4階建てなんですよー。」と言うのはそのためです。
Marriott Bonvoy加盟のラグジュアリーコレクションと提携しており、SPG AMEXでお馴染みのロイヤリティープログラムを利用できます。
客室数は全161室と、競合する(後述)リッツカールトン京都の134室より規模は大きいです。
客室タイプは大きく、デラックスルームとスイートルームの2タイプ。
デラックスルームのランクはニジョウ>プレミア>デラックスの順で、やはり二条城を眼の前に望めるニジョウルームが人気ですが約10万円/1泊/1室と他タイプより明らかに高額。
今回はホテル自慢のお庭を眺められるプレミアガーデンルームに宿泊しました。
[チェックインはロビーラウンジで]
徒歩でホテルの車寄せに入った途端にベルボーイが寄ってきて荷物を預かっていただき、そのままエスコートされ、エントランスで検温(手首)と消毒を済ませると、着物を召されたスタッフ(アンバサダーと呼ぶそうです。)に引き継がれ、目の前のロビーラウンジへ案内されます。
お茶と落雁を出していただき、ゆったりと手続きを行います。
(この時にホテルオリジナルの檜の香りがする消毒スプレーも頂けます。)
宿泊関連の書類とコロナ関連の誓約書にサインをして館内施設の説明とまぁまぁ時間かかるので、お茶とお菓子頂きながらがちょうどいいです。
我が子にはジュースを頂きましたが、色の濃いお高そうなやつ!
大人の口には入りませんでした(笑)
そんなこんなで手続きが終わり、お部屋へ案内していただきます。
今回はSPGアメックスの更新時の無料宿泊特典を使ってベースのデラックスルームを予約していましたが、プレミアガーデンルームにアップしていただきました。
が、特にアップしたよアピールもなく、お部屋へ向かいながら「本日お泊りになられるお部屋はお庭の見えるプレミアガーデンルームというお部屋でございます。」と案内される程度でした。
(ちなみにアプリで事前チェックインでアップ通知なしでした。)
EVはカード認識式で宿泊階と共用階以外は止まりません。
EVホール・EV内共に木のオシャレを感じるデザインでなかなかかっこよかったです。
客室の入り口は旅館を、廊下のカーペットは水面(枯山水系の)をイメージしているそう。
[プレミアガーデンルーム]
プレミアガーデンルームは50-60㎡と広さに幅があるよう。
間取りはこのようになっており、ニジョウルームとは全く同じ。
デラックスは47㎡で、テレビとウェットエリア間がちょうどミニバー幅ぶんだけ狭くなっています。
ホテルはコの字型で、今回は角部屋にアサインしていただきました。
このお部屋の反対側がニジョウルームたちです。
内向きが影響している可能性はありますが、遮音性は問題なしでした。
窓側から見たお部屋の全景はこんな感じ。
50か60かわかりませんが、とにかく広いです。
茶・ベージュ・灰色系を組み合わせたデザインは最近のトレンドなのかしら?
荷物はすでにお部屋に運び込まれていました。
そういえば、コロナ渦になってから初めてお部屋までのエスコートがありました。
お部屋のことはすでにいろんな方が書いているので気になった部分だけコメント入れていきます。
玄関から広々。
我が子用にオムツ用ゴミ箱、雨予報のためか傘まで用意されていました。
すごい!!
無料のシューシャインサービス、あります。
玄関周りは石系、メインルームはフローリングの床のため、シームレスですがこちらで靴を脱いで上がるのが正解。
ただ、クローゼットとウェットエリアは同じ石系でつながっていて、この時期とかは土足のまま上着を掛けたり、手洗いしたりとできるので導線的に非常にグッド。
玄関あがってすぐの広い荷物置きとクローゼットの下に引き出しがたくさんあって収納は困りません。
和テイストなホテルですが、浴衣はなくパジャマのみ。
ミニバーは冷蔵庫までたっぷりはいっているタイプ。
コーヒー、紅茶、お水は無料。
ツッコミどころとしては、コーヒーメーカーに対してマグカップが大きくて入らず、湯飲みとエスプレッソサイズの小湯飲みでしかドリップできなかった点。
ホテルロゴの入ったミネラルウォーターは京都伏見の黄桜酒造のものでした!
リッツ京都のスイートルームのお水「伏水」も黄桜のものなので・・・中身一緒?
苔玉はダミーなので触っても問題なしです。
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嬉しかったのは、枕のタイプが豊富に用意されていること。
デフォルトがかなり大きいので、いつもの眠りのためには結構重要。
テンピュール、石枕、子供用枕をお借りしましたが、各自ぐっすり眠れました。
なんとなくJWマリオット奈良とリッツ京都のお部屋とデジャヴ感を感じます。
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テレビは55型でベッドから見ても十分な大きさ。
それよりもデスクの使い勝手がすごくよくて感動しました。
窓に沿ってソファから伸びるウッディなベンチがすごく良くて、腰掛けてお茶飲みながらお庭見るのは至福のひととき。
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このテレビのすごいところが、朝食会場とサーマルスプリングの混雑状況がわかること。
サーマルスプリングについては現在かなりの人数制限をしているので、基本的に部屋から電話で行ってもいいか聞いてから向かうことになります。(予約はできません)
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[デスク周り]
レターセットには鉛筆が添えられていて味があります。
(スイートルームはガチの筆らしいです。)
ウェルカムプレートは頻繁に内容が変わるようで、今回はこの3種類。
左から塩芳軒、二条若狭屋、Chocolat de 吉祥のお菓子。
先ほどフロントで頂いた落雁も京都・西陣の御菓子司「塩芳軒」さんもものらしいです。
二條若狭屋さんのはやわらかいグミのような砂糖菓子。
Chocolat de 吉祥(https://choco-kissho.com)さんのチョコは白味噌味でした。
チョコは1階のイタリア料理FORNIの前で販売されています。
※お店については聞き間違えの可能性もありますのでご参考程度に。
[ウェットエリア]
子ども用のうがいコップが可愛い。
ドライヤーはHOLISTIC CUREという高級品ですぐ乾きます。
お風呂は大人が2人並んで入れるくらいの広さ。
深さがありお湯張りに時間かかること、温度調整が難しい、枕の吸盤がバスタブに付かないなど難はありますが、筆者的には十分許容範囲内。
レインシャワーは過去イチの優しいあたりかたで最高に気持ち良いです!
ハンドシャワーとレインシャワーの切り替えが家電のON/OFFの様に押しボタン式だったのは初めてで、使いやすかったです!
お風呂からちょっとテレビ見えます。
ウェットエリアは扉がついており、メインルーム・玄関とセパレート可能です。
[アメニティ]
バスアメニティはPARFUM SATORIという国内ブランド。
王道なホテルのシャンプーって香りがして落ち着きます。
開け方が独特なのでぜひ手にとって体験してみてください。
40mlで1セットのみの用意なので足りない場合は無料で追加できます。
アメニティは徹底的にホテルロゴが入っていて気合感じます。
スキンケアセットは希望時のみ追加オーダー。
こちらもホテルロゴの入り4種セット+説明書付きで気合がすごいです。
元は京都祇園のかづら清老舗さんの商品のようです。
この滞在で驚いたランキングトップに入るのがこちらのスリッパ!
リッツ京都、JWマリオット奈良のそれを凌ぐホテルアメニティとしては異次元のフカフカさ!
この気持ちよさは裸足でOKなフローリングでもあえてスリッパを履いてしまうほど。
バスローブももちろんロゴ入り。
ガルニエ・ティエボーというフランスの高級リネンメーカーのもので、電話にて客室で使用されているこのロゴ入りバスローブを購入できるようです。(お問い合わせ:075-468-3100)
実際電話したわけでないのでお値段はわかりませんが、同社製品を参考にすると22,000円前後くらいかと。
筆者的にバスローブの着心地は依然JWマリオット奈良に軍配。
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[ターンダウンサービス]
ターンダウンは希望すれば夕方行ってくれます。
筆者らは夕方にお茶会体験、その後のルームサービスを予約していたので、それが客室係にも共有されていたのでしょう。帰室するまでの30分間程度で見事にターンダウンが終わっていて感動しました。
ベッドサイドにお水と共に新たな和菓子が。
こんなに和菓子たくさんいただける滞在、旅館でもないです。
こちらの和菓子は京都の亀谷良長(kameyayoshinaga)さんの焼き鳳瑞(ほうずい)というメレンゲ生地の軽やかなお菓子。
ECで販売もしていますが、このフレーバーはなかったのでMITSUI専用?かも?
そして、実はスリッパ以上の驚いたのがこちら。
デスク上のコンセントからだらしなく充電ケーブル伸ばして放っておいたら、ホテルロゴの入ったマジックテープでキレイにまとめられていました!!
こちら、持ち帰りOK。
ここまでやるか、細かいなー。
[眺望]
眺望は部屋の名前の通り、ガーデンビュー。
筆者的には人気の二条城ビューよりもこのホテルのストーリー性や非現実感を感じられるので好き。
お庭はライトアップされ夜もまた美しいです。
春には桜が咲き誇る予定(誰も見たことない)でお花見ステイには絶好のお部屋。
隣の白い建物はクラウンプラザ。
弱くて接続できませんが。
今回宿泊したお部屋は3階の角部屋。
お部屋やEV内で流れるホテルPVにもばっちり写っていて、同じ面の15室は同じような間取りぽいです。
他の階からの景色がわからないので印象としてですが、3,4階のお部屋の方が、お庭を俯瞰的に眺めることができそう。
[キッズアメニティとサプライズ演出]
我が子用にはバスアメニティとオムツ(テープ・パンツ各1枚)まで!
ちなみにパジャマは4歳相当以上からしか用意がないので、我が子(2歳)は持参しました!
サーマルスプリング(別記事)は3歳未満利用不可で、我が子は利用できなかったですが、利用できる年齢のお子様にはホテルロゴ入りの小さな肩掛けポーチが置かれるようです!
後ろの白虎が持っている紙は、「二条パスポート」と言って、子ども用の無料スタンプラリーです。
課題をクリアするとステキなお菓子がもらえますよ!
課題をクリアするまでのスタッフとのやりとりもなかなか楽しいです。(別記事)
子ども用アメニティの横にはなにやらお祝い演出らしきものが・・・
これ、妻が私のちょっとしたおめでたいことをお祝いするためのサプライズ演出だったようで!!
アンバサダーの方から「おめでとうございます」と言われるまで「開業記念かな?」とか思っちゃってた鈍感者は私です。
ちなみにこちらは唯一の無料の演出。
ですが、アンバサダーの方が写真を撮って下さり、チェックアウト時に年賀状のように写真とステキなメッセージが添えられたお手紙を頂きました。
これは感動。嬉しくて自室に飾っています。
その他有料の演出はたくさんあるそうなので気になる方はコンシェルジュに聞いてみてください。
[白虎?ホワイトタイガー?]
子ども用のアメニティと私のお祝い用に置かれた3匹の白虎ちゃんはお持ち帰りOK!
ということで大切に連れて帰り、我が家の要所に鎮座していますが、この子たちももちろんホテルロゴ入り。
マスコットのホワイトタイガーだと思い込んでいて、コンシェルジュに質問したところ、
こちらは四神の白虎そのもので、マスコットではなく古来からこの辺りに配置されていた守り神とのこと。
なので、名前もなくあえて「白虎」と呼んでいるそう。
四神は東西南北にそれぞれ青龍・白虎・朱雀・玄武が充てられており、ここ京都ではもちろん平安京(または御所)の守り神。
西のMITSUIが白虎なら東のRITSは青龍だろうと(笑)...いなかったけど。
↓
清水寺の近くにプリンスグループが運営する「ザ・ホテル青龍 京都清水」という、もろに青龍インスパイア系のホテルはあります。
完全に余談ですが、このホテル青龍とパークハイアット京都はかなり気になっています。
[余談]
やはりライバルはリッツカールトン京都か。
今回の滞在を通して、総合して類似点が多く感じてしまうのはやはり「リッツカールトン京都」。
立地は二条の二条城側と鴨川側と、どちらも二条通り沿い。
文字通り「横移動」でき、その気になれば歩いていける距離。
外観、車寄せ、お値段、客室レイアウト、エクスペリエンス等々比べだしたらキリがないくらい「似ている」。
もちろん双方素晴らしいホテルでどちらがいいとかではないのですが、意識してるのかな?って個人的には感じました。
そういう比較をしながらの滞在もまた楽しみ方の一つではあるんだけども。
starwave-disneyandtravellife.hatenablog.com
[総括]
HOTEL THE MITSUI KYOTOのプレミアガーデンルームについて記録していきました。
実はこの日、全部屋タイプ空室表示があり、てっきりニジョウルームにアップしていただけるつもりでしたが、これは結果的に嬉しい誤算!
今回はポイント宿泊だったので、もしかしたら有償かプラチナ会員さんはニジョウへアップされていたのかな?
お部屋、ホスピタリティ含め最高の体験と滞在となり大満足でした。
ちなみにレイトチェックアウトは13時まででした。
ガラガラだったので、オペレーションの都合かな?
来年度からSPGのホテルカテゴリがカテゴリ8に上がるという噂が尽きないので、50,000ポイントで泊まれる今はチャンスかと思います!!
お食事、エクスペリエンスの様子は別記事で記録していきます。
[駐車場問題]
同ホテルに駐車場はありますが、23台分のみ。
しかも構造上、リッツ京都と同じく強制的にバレーパーキングになります。
1泊あたりの宿泊料金は驚きの4,000円!!
さすがに高すぎでしょ・・・
ということで、近隣の駐車場を探したところいいところがありました!
「タイムズ東堀川」という駐車場です。
7台ほどしかありませんが、周辺では大きい方で、お値段も24時間最大1400円と安い!
さらに、写真右端に写っているのがホテルと、近さも抜群!!
二条城が目の前にあるためか、コインパーキングは豊富にあり、最大料金のある駐車場は点在しているのでいくつか検討されてみるといいかと思います。
[関連記事]
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https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/news/2019/0930/download/20190930.pdf